1.All For One
2.Written In The Star
3.All Because Of You
4.Writing On The Wall
5.Under A Violet Moon
6.Shadow Of The Moon
7.Gone With The Wind
8.Way To Mandalay
9.Spanish Night
10.No Second Chance
11.Rainbow Blues
12.Waiting Just For You
13.16th Century Greensleeves
14.All Because Of You
15.Once In A Million Years
16.CD EXTRA Way To Mandalay (Video)
 
 2004年9月、その年の10月の来日を前に発売された日本編集のベストアルバムです。Blackmore's Nightにあっては比較的ロックっぽいナンバー、ビートのあるナンバーを中心に彼らのアルバムの中でもPOPSよりの曲を集め、ルネッサンス音楽になじみのない方々にも聴きやすいPOPアルバムに仕上がっています。逆にルネッサンス音楽の影響の強いナンバーを好む人が選びそうな曲は省かれています。しかし欲張らない姿勢がうまくバランスのとれた仕上がりとなっています。個人的にはBlackmore's Nightのルネッサンス、トラディショナルよりのサイドが好みですがこちらのベストは比較的よく聞きました。Blackmore's Nightとは何か?と問われた時にお勧めするアルバムではないですがとてもよく出来たベスト・アルバムだと思います。

2004年9月1日:ヤマハ・ミュージックよりリリース

 
 
 
1.25 Years
2.Olde Village Lanterne
3.I Guess It Doesn't Matter Anymore
4.The Messenger
5.World Of Stone
6.Faerie Queen
7.St. Teresa
8.Village Dance
9.Mond Tanz/Child In Time
10.Streets Of London
11.Just Call My Name (I'll Be There)
12.Olde Mill Inn
13.Windmills
14.Street Of Dreams
15.Once In A Garden (Japan Only Bonus Track)
16.Street Of Dreams (featuring Joe Lynn Tunner)
 
 2006年1月、前作からおよそ2年半ぶりの発売となった5thアルバムです。それまで2年周期でニュー・アルバムの発売があったのでファンにとっては首を長くして待ったアルバムとなりました。アルバムとしては今までで初めて前作の流れをくむ作りになっています。それまではファーストからセカンド、セカンドからサードとアルバムを発売するたびに変化がありそれだけでも話題がありましたが今作には前作「Ghost Of A Rose」の雰囲気が継承されているように感じます。前作の評でも書きましたが試行錯誤されてきたBlackmore's Nightという音楽が完成されてきた証しだと思います。惜しむらくは3rdアルバムの時に感じたエレキギターの大量導入によるアルバム・トータルの雑さが目につくという点です。心を揺さぶる、という点では完全にぶっ飛んだロック・ナンバーもあり静かな名曲が埋もれがちです。Ritchieのどういうスタイルが好きなのか、という点で評価の分かれるアルバムではないでしょうか。最後のボーナストラックでのかつての盟友との共演が聞けます。これにしても先のスタイルの好みで評価が分かれるところでしょう。ロック・ファンには平均点、ルネッサンス音楽のファンには(ロック・ナンバーを除いたらという前提つきですが)上質なアルバムといえるのではないでしょうか。

2006年1月25日:R&Cよりリリース

 
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